【FX初心者向け】FX基礎知識編

7.海外FXのハイレバレッジ(ハイレバ)は本当に危険なのか?国内FXの方が安全?

ハイレバレッジ 危険
TERU
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こんにちは、TERUです。

今回は、ハイレバレッジの危険性について解説していきます。

 

よく、読者のみなさんから

「海外のFXではハイレバレッジなので危険という記事を見かけますが本当ですか?」

とご質問を受けましたので、事例を元に検証していきたいと思います。

まずはレバレッジについての説明からしていきますね。

 

資金効率が高いレバレッジの効果とは?

 

レバレッジとは、

簡単に言うと、少ない資金でも多額の通貨で取引を行う方法。

つまり、自分の『資金×レバレッジ』が取引可能な金額となります。

 

10万円の資金で1ドル100円だとすると、

 

レバレッジ1倍なら、

100,000÷100=1000通貨分の取引しかできません。

国内の最大レバレッジの25倍なら

100,000÷100×25=25000通貨までの取引が可能。

国内の証券会社は、日本の金融庁に登録をしていて、
その決まりに基づいて最大でも25倍と決まっています。

国内のものだと少額の1通貨の取引ができるものもあります。

 

ところが海外のFX会社では、
日本の金融庁に登録をせずに海外の金融ライセンスを保有しており

レバレッジの25倍規制がなく、
500倍やXMの888倍や1000倍の
レバレッジ取引が可能なFX証券会社があります。

このように、25倍以上の
レバレッジ取引ができるものを
ハイレバレッジ(ハイレバ)とよびます。

 

ハイレバレッジは本当に危険なのか?

 

ここまでで、
レバレッジの意味が解ったかと思うのですが、
ハイレバレッジ(ハイレバ)の危険性についてお話していきますね。

よくサイトやブログを見ていると、

『ハイレバレッジはリスクが高く危険』

このように紹介しているものを多く見かけるかと思います。

 

一方で、

・ハイレバレッジはリスク回避に繋がる

・効率的に小資金で稼ぐもの

という紹介をしているものもありますよね。

 

実は、どちらも正解です。

 

「じゃあ、どう判断すれば良いの?」

って思いますよね。

 

実は、運用の方法によって危険度が違うので

どちらも正解なのです。

 

それでは、具体的に例を挙げて説明していきます。

 

ハイレバレッジが危険と言われる理由

 

それでは、ハイレバレッジが危険となる運用の仕方を説明します。

レバレッジというのは、テコの原理と同じで

少ない資金でもレバレッジを効かせることによって、
実際の資金以上のトレードができるようになります。

 

【12万円の資金を口座に入金した場合】

解りやすいように1米ドル100円として計算していきますね。

【レバレッジ10倍】

資金の8割分相当額の10万円のトレードすると

100,000円÷100円/$=1,000通貨

1,000通貨×10倍=10,000通貨の取引が可能。

 

【レバレッジ1000倍】

上記と同じように、
資金の8割分相当額の10万円のトレードすると

100,000円÷100円/$=1,000通貨

1,000通貨×1,000倍=1,000,000通貨の取引が可能。

レバレッジ10倍なら、
1万通貨でトレードし

レバレッジ1000倍なら
100万通貨でトレードをすることになります。

 

1ドル当たり1銭(0.01円)の変動があれば

レバレッジ10倍なら100円の変動で、
1000倍では、1万円の変動となります。

 

買い注文したとして円が上がれば良いですが、

逆に10銭下がったとして決済すれば、

レバレッジ10倍なら1000円だけの損益。

レバレッジ1000倍なら10万円の損失。

 

100倍の差があるので当然ですが
以上のような結果になります。

入金額のほとんどを取引に当てて、
ハイレバレッジで運用すれば
一瞬で資金がなくなります。

リスクの塊で恐ろしくて
ハイレバレッジでの
FXをやって見ようとは
とても思えないですよね。

これが、ハイレバレッジを
最大限に利用してトレードを
した場合の話です。

実際は、このようなリスキーな
取引は誰もしません。

一瞬で撃沈しますので・・・

 

ハイレバレッジで取引通貨を同じにするとどうなるのか?

 

前述では、最大限にレバレッジを
効かしてトレードした場合について
お伝えしましたが、

ここでは取引通貨を
同じにして比較をしていきますね。

 

【12万円の資金を口座に入金した場合】

1米ドル100円として計算。

【レバレッジ10倍】

資金の8割分相当額の10万円のトレードすると

100,000円÷100円/$=1,000通貨

1,000通貨×10倍=10,000通貨の取引。

 

【レバレッジ1000倍】

上記と同じように、
10,000通貨分の取引をするために必要な資金は

10,000通貨÷1000=10通貨×100円

1,000円で10,000通貨の取引が可能。

レバレッジ10倍なら、
1万通貨分の取引を行う場合には

必要証拠金として10万円の資金が必要です。

一方で、レバレッジ1000倍なら
わずか1000円の資金があれば
1万通貨分の取引が可能になります。

 

ここで、0.1円(10銭)価格が下がると
両方とも同じ通貨量の1万通貨で取引をしているので

1000円の損失ということになります。

 

つまり、ハイレバレッジであろうがなかろうが
同じ通貨量でトレードをする限り、
リスクに関しては同じということです。

 

だから、同じ通貨量で運用して幾分には

『ハイレバレッジ=リスク大=危険』は間違い

同じ取引量であれば、
リスクは変わらず同じだということです。

 

資金が少ない人は、お金を貯めなくても
1000万円の資金で
国内FXのレバレッジ25倍でトレードするとすれば

海外FXのレバレッジ1000倍で
取引をする際には、
40分の1の資金25万円があれば
同様のトレードができるということです。

 

つまり、

・ハイレバレッジ=小資金で運用可能

・リスクは同じ

という認識でOK!です。

 

リスクの大小は、レバレッジではなくトレードのロット数で決まる

 

先ほど、リスクはレバレッジの大きさで
決まるものではなく

実際にトレードを行うロット数で
リスクが左右されることが
解ったかと思います。

 

FX初心者で勘違いされる要因は、
資金に見合っていないロット数で

トレードをしてしまうことがリスクが高く
敗因の原因になっていることが殆どです。

これは、早く稼ぎたいとという
焦りからくるものですが

証拠金(運用資金)見合った
適正なロット数でFX取引を行うことが
リスク回避に最も重要です!

 

トレードはメンタルが大事と言われていますが、
勝つために守るべきるルールが存在します。

それを徹底することが、FXで勝つための秘訣ですので
覚えておいてくださいね。

では、次にどのような取引を行うのが
BESTなのかをみていくことにしましょう。

 

証拠金維持率を確認!

 

FXでの取引を行う際に
重要なのは証拠金維持率という言葉があります。

 

【証拠金維持率とは】

必要証拠金に対する純資産の割合のこと。

 

 

この証拠金維持率が100%以下になると
ロスカットという強制的にFX会社が

それ以上の損失を受けるのを防止するため
強制的に決済を行うもの。

各FX取引所によって証拠金維持率が
50%や80%でロスカットが行われるなど
違いがありますので、
事前に確認をしておいた方が良いですよ。

 

このロスカットを防ぐためには、

・証拠金を増やす(口座に追加入金)

・保有しているポジションの一部の決済

この2つの方法があります。

 

実際のところ、
ここまでくると既に手遅れです。

そうならないためには、

証拠金維持率は1000%を下回らないように
運用していく方法が良いと言われています。

 

その手段として、

・運用資金はなるべく多く入金しておく

・小ロットで運用する

・損切を適切に配置する

このような方法がベストです。

 

まとめ

 

ハイレバレッジに関する認識も変わったのではないでしょうか。

ハイレバは、資金のすべてを限度ギリギリのロット数で取引をすることはハイリスク以外の何物でもありません。

投資スキルが備わったうえでハイレバレッジをしていけば利益も大きくなりますが・・・

チャートを見て方向性が分からないうちからやるのはギャンブルと同じです。

自分自身で、確実に勝てるロジックが完成していない間は、ローレバレッジで運用することがリスク回避になりますよ。

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1.【FX専門用語】

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2-1.初心者の為の【FXの基礎知識】とその魅力について解説!

2-2.FX投資で稼ぐ方法について(初心者・勝てない人必見)

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2-4.ファンダメンタル分析とテクニカル分析どちらが重要?

2-5.ローソク足とは

2-6.ダウ理論とは?この法則を知らないと勝てない

2-7.ハイレバレッジ(ハイレバ)は本当に危険なのか?

 

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3-4.知らないと危険!FXで稀に発生するフライとは?資金が溶ける原因はコレ?

 

4.TERU式FXトレンドフォロー【実践編】

4-1.トレンドラインと水平線で底と天井を知る方法

4-2.トレンド転換のサインについて

 

5.FXの税金について(必ず読みましょう)

5-1.FX取引による税金はいくらからかかるのか?

5-2.会社にFXで報酬を受け取っていることを知られたくない場合の対処方法が知りたい方

FXを始めるには、口座開設をしなくてはいけません。

 

FX会社は、最低でも1000通貨以上のところが90%以上を占めています。

 

FX会社は取引量に応じて手数料を得ることで利益を得ているからですね。

 

でも松井証券FXは1通貨から取引ができる数少ないFX会社の一つです。

 

1通貨なら価格変動が1日に5円変動しても5円の利益か損益しか発生しませんので、ほぼノーリスクではないでしょうか。

 

過去のチャートも勉強しながら、相場の方向性が分かり、エントリーポイントや損切設定が解れば100通貨とかでも良いのでリアルに実践してみることをおすすめします。

 

過去のチャートを見るにも口座を開設しないと見ることも出来ません。

 

おすすめしている理由は下記の記事で確認できますので、参考にしてみてください。

https://fx.moneytopics-truth.com/fx-kouza/