FXで取引するためには、底と天井が解ればレンジにも悩ませずに済みますね。
この記事を執筆している2023年2月初旬では、米国の経済の方向性が定まっておらず、ドル高から急落して戻しが入った状況です。
大きく戻さずにドル円では、128円から133円の間で完全にレンジになってしまいました。
私は底値を見ていましたが、再度の戻りを確認してからエントリーを仕掛けるつもりでしたが戻さずで機会を失ってしまいました。
この記事では、底と天井の目安となるポイントを解説していきます。
難しいレンジで利益を取るよりも、非常にシンプルで簡単な方法で大きな利幅が狙えるので、これだけで十分だと思います。
日足を見て天井と底を取る方法!
天井と底の見極め方はそれほど難しくありません。
今回はユーロドルが形が綺麗なので、トレンドフォローのトレードもやりやすいかと思います。
天井と底は、長い時間足で見ていきます。
しかも非常に長いスパン(対岸まで)見る必要があります。
日足を使った天井と底とトレンドの方向がほぼ理解できるはずです。
トレンドラインで底と天井を取る
下記のチャートは、ユーロドルの日足です。
トレンドラインを引く時は必ず日足で行うことを覚えておいてください。
短い時間足は、目安にはなりますが上位足で見ているトレンドラインとはかけ離れている為です。
日足で見ると対岸に底値と高値があります。
これは4時間足や1時間足では解りません。
ちなみの対岸は、水色のトレンドラインは2020年2月なので、3年分ありますから短い時間足ではこれを確認できないからです。
短い時間足でトレードしていると反発するときは何年か前の天井や底がサポートになっている可能性が高いですよ。
だから、必ず日足で見るようにしてトレンドラインを引いていきます。
【天井と天井】【底と底】を線で結んで延長し、未来の底と天井を予想
トレンドラインは大口投資家やファンドといった相場を支配している大物トレーダーによって形成されています。
ヒゲでわずかに超えることがあっても実体ではまず越えることができない強靭な壁、実際の相場では近づくと強い反発や頑丈な城壁のようにいくら攻撃しても打破できないのはこのためです。
何度もアタックしても抜けない場合は、トレンドラインが強い支えになっているからということが多いですから確認してみてください。
ズレてきたら、直近の角度に修正するなど微調整をしましょう。
次に水平線を使った天井と底を知る方法について解説していきます。
水平線を使った天井と底を知る方法
それでは、先ほどと同じチャートを使って解説をしていきます。
黄色のラインが過去の底値や高値の底と天井を水平にラインを引いたものです。
何年も前の相場でもしっかりとサポートラインとして機能していることが解ると思います。
ピンクの丸で示したところは、トレンドラインを超えていますがその上の水平線で止まりましたね。
天井や底値は勢いがあると下足のヒゲで伸びるケースがよくありますが、直近最高値を越えなかったらそれが天井です。
エントリーのタイミング
非常に単純ですが、このトレンドラインと水平線だけでほぼ底値と高値(天井)を取れそうですよね。
この方法をマスターすれば相場が動く限り利益を生み出します。
下降トレンドでどこかの天井を取ることが出来れば、トレンドが継続する限り利益が増えるので決済しない限り、それこそ何カ月も利益を膨らませることが可能です。
反発して半分ほど戻ってきますが、チャートを見れば解るように一度頂点に到達したら一度も返ってきていないですよね。
エントリーの場所がこちらです。
実際にトレードするときは、4時間足で見ていきます。
ローソク足の動きを細かく見る為です。
いよいよ天井や底に近づいてきたら1時間足、15分足、5分足と時間足を落としていくことで上位足でヒゲだった部分の動きを読み取ることができます。
虫メガネや顕微鏡で動きを見るようなイメージです。
基本編でも解説しましたが、エントリーするタイミングはトレンドが向いている方向ではなく、逆を向いた時。
上昇トレンドの時は、価格が下がった時に『買い注文』
下降トレンドの時は、価格が上昇した時に『売り注文』
トレンドラインに触れたところが理想的です。
V字でない限り必ず反発して戻ってきますので、遠くに行っても安心してはいけません。
遠くまで行った時の方が勢いよく戻ってくるので注意が必要です。
一度大きく反発したら戻ってきますので、あまりにも勢いがある時はヒゲで戻してくることもありますので、決済ポイントはエントリー価格と同じにしておいてヒゲが戻り始めるのを確認してから再エントリーしましょう。
見極め方は、1本の線だけで伸びてくるときです。
スキャルピングで方向性を間違って安値掴みや高値掴みをしてしまうトレーダーが参入してくると、伸ばしてきますが含み損なしでエントリーしやすいので結構おいしいです。
日足の頂点や底を捉えることが出来れば、1週間から1ヵ月も放置して利益を生み出します。
相場の変動が激しい時なら500ピプスぐらい狙えます。
経済指標など急激な価格変動をすることがありますが、日足でトレードしている限り反発を食らうことはほぼありません。
日足で見ている線1本分の変動があるかどうか程度だからです。
出来る限り早くマスターすれば莫大な利益を得られますので頑張ってチャレンジしてみてください。
まとめ
・水平線やトレンドラインであらかじめ底と天井の目安が解る。
・戻しが2回から3回あるので、エントリー後2,3日は要注意
・トレンドの途中で参加するときは戻しを待ってからエントリー
トレンドの途中で参加するときは上下するので放置はできません。
利幅はそれほど望まずに逆点の兆しが見えたら決済しましょう。
500ピプスが放置で取れたら、1万通貨の取引で5万円の利益になります。
損切は数PIP程度なので、究極の損傷利大のトレード手法ではないでしょうか。
慣れないうちは、100から1000通貨程度でやってみましょう。
次は、トレンド転換が解るサインについて解説していきます。