トレンドは、永久に続くことは有りません。
どこかのタイミングでいずれは反転する場面が出てきます。
でもそれはトレンドラインを見ていれば解るので、覚えておいてください。
それでは、トレンド転換のサインについて解説していきます。
トレンド転換のサインについて
トレンド転換のサインはそれほど難しくありません。
ドル円の日足チャートで見ていきましょう。
現在の最高値:2022年10月21日の151.943円/米ドルを記録してから安値の状態が続いています。
現在の最安値:2023年1月16日の127.223円/米ドルです。
最高値と最安値は、DMMFXならカーソルをその日に合わせれば、当日の最高値、最安値、始値、終値が右上に表示されるので簡単に確認ができますよ。
トレンドラインのラインを一度引いてみてください。
最高値同士を結んだラインが緑の線。
最安値同士を結んだラインが青色の線。
【グランビルの法則】
このどちらかにタッチしたところで反発していますが、下降トレンドが継続するのは緑のラインの最高値を更新しない限りトレンドは継続します。
あなたご自身の目で確認して下さい。
青のラインが底で反発して上昇しますが、トレンドが転換するまで一度も高値を更新していないことが解ると思います。
これだと永久に下降トレンドが続くように思いますが、相場は必ず反転します。
現在の最安値:2023年1月16日の127.223円/米ドルを底として上昇に転換しましたね。
このポイントを分析していけば解ります。
トレンド転換のサイン(その1)
先ほどの日足チャートをもう一度みてみましょう。
底の安値を付ける価格が徐々に水平に近づいてきていることが解ると思います。
これは下降トレンドでも上昇トレンドでも同じです。
①⇒②⇒③⇒④
④の黄色のラインと水平線がクロスしているので、『底』の判断ができるようになります。
かなり
理由の一つが、月足や週足レベルでも大きく反発しているからです。
週足チャートでみてみましょう。
最安値は、左側にある『最安値』と明示したところ。
それを水平線とトレンドラインが壁になって、最安値を更新せずに上昇トレンドに切り替わりました。
安値を更新しなかったときは、反転します。
これが底の狙い方なので覚えておきましょう!
上昇後に狙うのは天井ですね。
直近の最高値は①の赤色の水平線。
①の高値を更新すると②の紫の水平線まで伸びる可能性が高いです。
現在の上昇具合を見ると少し越えるかも知れません。
いずれにせよ、上昇トレンドラインの天井の水色にタッチするところで『売り』を仕掛けて様子見ですね。
『買い注文』の場合は、黄色のラインにタッチした時が狙い目で、水平線とトレンドラインがクロスする箇所で転換する可能性が高いです。
天井の見極め方
先ほどは、底の見極め方でしたが、天井の見極め方について解説していきます。
いつものように、
底と底(最安値と最安値)
天井と天井(最高値と最高値)
の2つができたらトレンドラインで結びます。
緑のラインが天井の目安となるトレンドラインですが、
①⇒②⇒③と徐々にトレンドラインの傾きが水平に近づいたところで
直近最高値の黄色水平線ラインに到達しなかったので、下落しました。
真ん中の下向き矢印↓です。
下落すると直近の最安値を越えるかどうかチャレンジしにいきます。
その時にストップする目安が、前回のトレンドライン。
上昇トレンドが続く時は、安値を越えないのがグランビルの法則でしたね。
茶色のトレンドラインで解るように下降トレンドを形成してから、天井と底のトレンドラインを延長していくと徐々に行き場を失ってレンジ相場になります。
下降トレンドの収束(終わり)は、天井のトレンドラインをハズレたとき。
ピンク色の底トレンドラインに触れたところで反発しました。
このピンク色の①トレンドラインの安値を更新しない限り、上昇トレンドは継続します。
③の底のトレンドラインを割ると上昇から下降トレンドに転換の目安になるので、
トレンドラインの天井の③にタッチするのが早ければ『売り注文』
トレンドラインの底の②にタッチしたら『買い注文』
まとめ
トレンドの転換サインはについて解説をしてきました。
上昇トレンドで高値の上限値が水平に近づいてきた時
下降トレンドで安値の最大値が水平に近づいてきた時
特に月足や週足の天井や底と重なるときは、転換となる鉄板のところ。
日頃から、トレンド転換のサインを見逃さないように5分足などでトレンドラインを引いてみて下さい。
トレンドラインを外れると転換していることが解ると思います。
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