レーザービームのように瞬間的に上下動をするので、出現したら即決済が基本です。
レンジ相場などで行き場を失った時によく起きる現象ですが、いきなり数十PIPS~百PIPS単位を瞬間的に移動し損切りなどの決済をさせていくのでどちらに向かうのか全くわからない現象です。
自動売買ツールで損切設定をしないで運用すると即破綻します。
これがあるので直近の安値や高値に損切をおくか利益が出ている時でも、トレールしながら利益を確保しておくか、目標利益の『指し値決済』を置いておいた方が良いです。
それでは、実際のチャートで見ていきましょう。
FXで発生するフライとは?
FXで発生するフライと呼ばれる現象の例をいくつか見ていくことにしましょう。
下記のチャートはドル円の1分足です。僅か数分で140PIPSの上下動がありました。
ここで、怖い所は、上位足に抑えられるように緩やかな下降トレンドを形成し、下降の後の急上昇なので『買い注文』をトレーダーが入れる所です。
また、上位足からの上からの圧力で一瞬急落しているので売りとも判断できる場面なので、急上昇した瞬間に損切を入れるので価格が一気に上昇。
これを見たトレーダーは『買い注文』を行ないますが、ここで損切を入れていなかったトレーダーは、その1分後に急落してアウトです。
欧州の大口トレーダーが狩りにきた可能性もありますが、単に押さえつけられていただけで損切の買い決済が多く入った可能性もあるので何とも言えないですが、140PIPSも瞬間的に動くと非常に怖いですね。
買い目線で見ていれば、買いたくなる形ですが、売り目線だと頂点になって下落をかくにんしたところで売ってしまいますの難しい場面と言えます。
これはどちらも間違いではないので、注文を入れたら必ず損切は入れておいた方が良いという教訓ですね。
直近高値ちょうどのところで狩られていますので、『損切』は少し放しておくようにします。
その上の頂点では損切幅が広すぎなので推奨しません。
フライでないがトレンド転換で大きく相場が動いた事例
次のチャートはトレンドラインに沿って再び上昇にも読み取れる場面からトレンドラインを割って大きく下落。
こちらは1分足のチャートなのでこちらも数分で80PIPSの下落です。
一度下落した後、戻しましたがトレンドラインを境に高値更新できずに再び下落しました。
トレンドラインの底に着いたので『買い注文』を入れたくなりますが、実体で直近の高値を更新できなかったので下降しました。
下記のチャートは15分足の豪ドル米ドルです。
先ほどと同じように上昇トレンドから突如急落して戻りました。
フライは突如発生するので、予測は非常に難しいです。
トレンド相場でもこれがあるかも知れないということを知っておくだけでも全然違うと思います。
この現象は、自動売買ツールでは対応不可能です。
防ぐためには損切を必ず設定しておくしかありません。
フライが発生する要因はレンジ相場で動きが悪い時に発生することが多いのでレンジでは勝負を避けることが勝つための秘訣です。
まとめ
経済指標でもそうですが、僅か数分で相場は急変動することがあるので、要注意です。
フライは突如起こり、上下に大きく動くので予測不可能です。
・フライが発生したら即決済
・チャートを見れない時は、エントリー後に損切り(STOP LINE)を設定
・放置するときはプラスが少しでも発生したら少し利益がでるところに決済ポイント(STOP LINE)を移動させましょう(トレールしていきましょう)。
次は、いよいよ実践編の講座です。
TERU式FXトレンドフォロー【実践編】
<TERU式トレンドフォローFX講座>
2.FX初心者向け【FX基礎知識編】
2-1.初心者の為の【FXの基礎知識】とその魅力について解説!
3.TERU式FXトレンドフォロー【基本編】
3-4.知らないと危険!FXで稀に発生するフライとは?資金が溶ける原因はコレ?
4.TERU式FXトレンドフォロー【実践編】
5.FXの税金について(必ず読みましょう)
5-2.会社にFXで報酬を受け取っていることを知られたくない場合の対処方法が知りたい方