この記事では、FX初心者の方向けに基本中の基本としてトレンド発生の法則について解説していきます。
初心者向けにFXの経験がゼロの状態の方でも解るようにしていますが、安定して勝てていないという方は再度基本から立ち返ってみることで勝てる確率が上がるかも知れません。
為替の相場は、チャートの動きからトレンドを読み取っていきます。
大きな流れは長い時間足から順に見ていきます。
月足⇒日足⇒4時間足⇒1時間足
通貨ペアによって上昇トレンドもあれば下降トレンドになっているかは違いますので、急激なアップダウンがない綺麗な形の通貨ペアを選ぶと良いです。
方向感が解らなくなると一旦、上位足を見ればどちらの方向を向いているのかが解ります。
基本的にどちらに向かうか判断できない時は、トレードをしないこと。
方向感が解った状態で、自分が勝てる手法でやれば利益に結びついていきますので慣れるまでは小ロットの1000通貨程度で始めることをおすすめします。
1円の変動があっても1000円の損益ですから、リスクは非常に少ないですね。
私がやっているトレンド手法は王道ですので、自分にあったエントリーと損切の方法を覚えて下さい。
デモトレードで行うことを推奨する人もいますが、本気度が全然違いますので許容できる範囲でリアルトレードすることをおすすめします。
チャートで解る価格の値動きについて
相場には波があることを覚えておいてください。
小波⇒中波⇒大波⇒中波⇒小波
トレンドに乗るというのはこの大波に乗ることを指します。
大波は方向性がハッキリと分るからです。
それもできる限り天井あるいは底でエントリーをすることで含み益が膨らんでいきます。
価格が上昇するか下降するか解らない状態でFXを始めるのはギャンブルと同じです。
トレンドの方向性が明確な場合、取れる利幅が大きいので負ける確率が低く損小利大(損が少なく利益が大きい)となるわけです。
負けているトレードを繰り返している方のほとんどが、小波の状態のレンジと呼ばれる停滞期にエントリーしていると思います。
価格が上昇した瞬間に価格が下落したり、下降トレンドだと思ってエントリーしたらすぐに価格が上昇してしまうのは小波の状態(レンジ相場)だからです。
レンジから抜け出したところからようやく方向性が見えてきます。
では実際のチャートを見てみましょう。
豪ドル/米ドルのチャートですが、
黄色の囲みが小波の状態
どこでエントリーをしても上昇下降を繰り返すので方向感が全くありません。
青色の囲みが中波の状態
ここでようやく方向感が見えてきました。
最低でもエントリーを考えていくのは中波以上の波を狙います。
赤色の囲みが大波の状態
上昇トレンドが続いていますね。
2023年1月19日から1月25日の約1週間もの間上昇トレンドが続きました。
この底でエントリーすることが出来ればハラハラすることはありません。
中腹あたりで多少価格が下がっても動じずに済みますね。
もし、底で買い注文を入れられなかったとしても、途中からトレンドに乗る方法がありますので安心して下さい。
トレンドの継続性について理解をすることが出来れば、どこまで上昇あるいは下降するのかが解ります。
トレーダーが注目しているポイントやがどこなのかが解れば価格がここで上昇または下降するかが意味がわかってきますよ。
トレンドの継続について
トレンドの継続性はある法則が成り立つ場合が多いです。
トレンドの原則となりますので必ず覚えておきましょう!
・上昇トレンドは、安値を割らない限り上昇は継続する
・下降トレンドは、高値を更新しない限り下降は継続する
先ほどチャートでもそれが解ります。
自分自身でも他のチャートの過去にさかのぼって見て下さい。
①のラインを底値として見ていきましょう。
①から上昇が始まって1つ目の③の高値に達した後、下落して②の水平線のところまできましたが、安値を更新しなったので上昇しました。
再度上昇して④付近まで高値を更新しましたが、①まで下落。
スタート時の①の少し上で安値が留まったので、その後上昇。
⇒安値を更新しなかったので上昇トレンドが継続
①の底でエントリーができなった場合は、ここでエントリーします。
相場は波があるので上昇すればどこかのタイミングで戻ってきますので、上昇トレンドの時はできるだけ安値で買い注文を入れます。
チャートを見れば解りますが、その後は上昇の一途なので勝ち確定です。
これが戻り買いという手法なのですが、トレンドが上昇している時は下がりきったところで買い注文を入れると多くのトレーダーも買い注文を入れるので一気に上昇します。
価格がサポートラインまで下がった時というのは、逆張りで買い注文を仕掛けるトレーダーや下位足が売り過ぎの状態なので決済(買い)をします。
この状況を1時間足で見ているトレーダーも安値更新しなかったので、ここで『買い』ということで次々に買い注文を入れていくので一気に上昇トレンドになります。
つまり、トレーダーの全員が買いたい思える押し目買いが一番リスクが少ないトレード手法なのでこれをマスターしましょう。
損切り幅も小さく損小利大が狙えることがこれでお判りかと思います。
前回の高値ライン④もここで高値更新しました。
①でエントリーができていたら④~⑤の間も価格が上下するレンジ相場ですが、余裕を持って見守っていられますね。
その後⑤のラインを高値に③まで下落しました。
①でエントリーをしている時は、利益確定は⑤の高値から下落を確認したところです。
⑤から下落しきった③のところ底なので、ここでも押し目買い(戻り買い)が成立しますので『買い注文』を入れます。
その後大きく上昇していますよね。
トレンドが形成されている時は、明確な転換サインが出るまでトレンドは継続していきます。
・買い注文を入れるエントリーポイントは、上昇トレンドの場合は下がりきったところです。
・下降トレンドの時に、売り注文を入れるタイミングは逆に上がりきったところです。
相場には波があるので、上昇したら必ず下降します。
だから、下降しきったところの底で「買い」を仕掛けることが勝つコツです。
上昇トレンド中の底を狙うことが出来れば勝が確定ですが、その方法をお伝えします。
底と天井の目安の付け方
トレンドの形成は上昇トレンドの場合は安値を更新しなければ、殆どの場合上昇トレンドは継続します。
ですから頂点や底の部分を超えるかどうかを世界中のトレーダーは注目しています。
①から⑤の水平線がありますがそれを超えると、上昇トレンドのチャートでは壁になっていることが解りますが、抜けた後にそれがサポートラインとして機能すればトレンドが形成されたということになります。
山を越えたところ一気に伸びるのでエントリーをしたくなりますが、必ず戻しが入りますので戻りきって直近高値で支えられているかを確認する必要があります。
つまり下に抜ければトレンド転換になるからですね。
②の底値でエントリーをした場合は、一度価格は上昇していますが④の水平線あたりを頂点に下落して②を割りました。
でも①のラインを割っていないので再び上昇しました。
これは序盤に解説した波が小波から中波に変わったからで、イメージとしては④の壁が強力なので助走をつけて突破するような感じですね。
弓矢をイメージしてみてください。
強力な力を生み出すためには、強く引っ張って放つ方が威力が上がりますよね。
①のところまで下がった後に放たれた弓矢は、④の強力な壁を一撃で突破しているのが解ると思います。
次に⑤の壁を見てみましょう。
④から⑤の弓矢の引き具合では突破できなかったので、③まで下がってその後はレンジになりながらも⑤を突破しましたね。
このチャートはトレンドの一部を切取ったものですが、①のラインを底として一度も割っていないのでトレンドが継続していることが解ると思います。
継続する天井や底というのは、日足の底と天井です。
日々のスキャルピングでも天井か底を狙えば良いだけなので、トレンドが出ている逆方法に進むまで待って上昇トレンドなら底を狙い、下降トレンドなら天井を狙います。
前述した弓矢を遠くに飛ばすイメージができてくれば、理解しやすいでしょう。
まとめ
・相場は小波から大波に変化する。
・ずっと天井から底が同じところを行ったり来たりしている相場はレンジ相場なので相手にしない。
・価格は必ず戻るので、エントリーのタイミングはトレンドの反対方向の底や天井
・抜けた後の戻しが直近高値(上昇トレンド)又直近安値(下降トレンド)を割らなければトレンドは継続。水平線を引いてサポートされているかどうかを確認。
FXは過去のチャートを見て研究はできますが、実際の動いているチャートを見ないと訓練が出来ません。
実際の動いている相場で底や天井を付ける動きを見るようにしましょう。
次は、経済指標について解説していきます。
<TERU式トレンドフォローFX講座>
2.FX初心者向け【FX基礎知識編】
2-1.初心者の為の【FXの基礎知識】とその魅力について解説!
3.TERU式FXトレンドフォロー【基本編】
3-4.知らないと危険!FXで稀に発生するフライとは?資金が溶ける原因はコレ?
4.TERU式FXトレンドフォロー【実践編】
5.FXの税金について(必ず読みましょう)
5-2.会社にFXで報酬を受け取っていることを知られたくない場合の対処方法が知りたい方