その一つが経済指標による突発的な相場の動きです。
経済指標の重要性を知っているという方には参考にならないと思いますが、全く知らないというＦＸトレード初心者の方は読んでおくべきだと思いますよ。
レンジの中でポジションを保有していると突然相場が変動する例を見ながら解説していきます。
結論的には、ご自身が取引をしている通貨ペアの場合は、経済ポジションを持たずにそっと見守る方が得策です。
特に世界的なトレーダーが意識している米国（アメリカ）は要チェックとしてください。
経済指標の確認方法について
経済指標の確認方法は簡単です。
松井証券ＦＸの場合は、ログインをして左のメニューから確認が可能です。
①メニューから投資情報をクリック
②経済指標をクリックすると当日の経済指標が一覧表で表示される
③特に重要度の星の数を確認すること
簡単にチェックできますので、トレード前には必ずチェックする癖をつけておきましょう。
経済指標の参考事例について
それでは経済指標の参考事例を見ていきましょう。
ドル円で見てみると2022年の10月21日に最高値の151円を記録し、この状態を懸念した日本は、日銀総裁が為替介入に踏み切りを2兆円規模で行い1週間で10円もの円高が進みました。
2023年1月末で130円弱になっています。
約3ヵ月で20円近くの価格変動です。
下のチャートは週足↓
相場を動かすには、1兆円で1円動くと言われていますが、ドル円では5円もの急落があったのは大物投資家をはじめ投資家のほとんどがドルを売る形となったことが要因ですね。
その後ドル円は暴落を続けていることが解りますね。
それでは、本題の経済指標を見てみていくことにしましょう。
下記の経済指標は2022年1月24日のものです。
重要性が★★★★とかなり重要度が高いので世界中のトレーダーが注目をしているということになります。
その時のチャートが下記のものが1時間足のものになります。
1月24日の22時に一気に価格が上昇しその後1円程の急落をしました。
わずか22時間ほどで急上昇から急落を約1円の価格差で変動がありました。
自動売買システムなどで逆張りロジックのものでナンピンマーチンゲールだと資金が1時間ほどで無くなりますね。
機械任せで、損切の設定をしていないとかなり危険なことが解ると思います。
勿論、裁量トレードでも損切は必ず入れておくようにして下さいね。
これで、勝てそうと思われる方もいるかもしれませんが、動きが目まぐるしくてエントリーポイントが解りません。
チャートの動きはリアルに見ないと感覚が解らないと思いますので、重要度が高い経済指標がある時は一度チェックしてみてください。
入った瞬間に何十pipsも動くので入らない方が良いですね。
このケースでは、5時間ほど前から上昇トレンドになっているので5時間前ぐらいから入っていた人はウハウハですが途中参加はリスクが大きいです。
テクニカル通りに相場が変動すれば良いですが、騙しも多いので指標発表の2時間前ぐらいにはノーポジションが基本です。
収束がどこまで続くのか誰にも解らないからです。
経済指標の発表の2時間前にはノーポジションかストップラインを設定してリスク回避することをおすすめします。
経済指標に左右されないぐらい遠い所でエントリーをしておく必要があるという訳です。
まとめ
トレードをするまえには経済指標の発表日時のチェックをすることは必ずしておくことをおすすめします。
松井証券FXならトレードする前に今日は何時ぐらいにどの通貨が指標発表があるかどうかが簡単にチェックできますよ。
フライと呼ばれる現象を知らないという方は、こちらの記事は必ず読んでおいた方が良いでしょう。
レンジで身動きが取れなくなった時に爆発し、予告もなく相場の急変動があるので経済指標よりも厄介なものです。
＜TERU式トレンドフォローＦＸ講座＞
2.FX初心者向け【ＦＸ基礎知識編】
2-1.初心者の為の【FXの基礎知識】とその魅力について解説！
3.TERU式ＦＸトレンドフォロー【基本編】
3-4.知らないと危険！FXで稀に発生するフライとは？資金が溶ける原因はコレ？
4.TERU式ＦＸトレンドフォロー【実践編】
5.ＦＸの税金について（必ず読みましょう）
5-2.会社にＦＸで報酬を受け取っていることを知られたくない場合の対処方法が知りたい方
